【本・読書】賢者の書(喜多川 泰 著)~物語調の自己啓発本から学んだこと~
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
本日は読んで活力につながった本の中から
『賢者の書』(喜多川 泰 著)
を紹介します。
本書の概要
タイトル他
『賢者の書』
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2009/8/5
本の長さ : 165ページ
2022年7月時点で、Kindle Unlimitedの対象になっています。
著者
喜多川 泰(きたがわやすし)著
著者は喜多川 泰 さんです。
私は最近になり知りましたが、著者は本書をデビュー作として、
以後数々の小説を執筆し、世に送り出している方です。
概要
14歳の少年サイードが9人の賢者と出会う旅をしながら
それぞれの賢者から教えを乞いながら、成長していくストーリーです。
9人の賢者の教えは次の通り。
- 行動
- 可能性
- 自尊心と他尊心(本の中で作られた表現)
- 目標
- 今
- 投資
- 幸福
- 言葉
- 感謝
項目だけ並べましたが、詳しい内容を話すと
本そのものを公開する形になってしまうため、割愛します。
以下、本書を読んだ私の所見、学びポイントを紹介していきます。
学びポイント
本書は物語調なので、あまり自己啓発の色を感じませんが、
中身を読み進めていくと、自己啓発本そのもので、びっくりしました。
正直「自己啓発本」よりも本書のような形式の方が
メッセージ性が柔らかいものの、スッと中身が入ってくる感じがしました。
小説以外の本が苦手で、自己啓発本やビジネス本は続かない
という方にお薦めしたい内容です。
本書を通じ、いくつか私なりの学びポイントがありましたので、
ピックアップしてお届けします!
自尊心と他尊心
「他尊心」という表現が新鮮で、私個人では、この内容が非常に頭に残りました!
印象的なフレーズを以下引用しながら、私見を述べていきます。
他尊心という言葉について、本書の中で
世の中のすべての人間は自分の知らないものまで含めて
一人一人が大いなる力を持つことを許された
無限の可能性を持つかけがえのない存在であるそのことを知りすべての他人を尊重すること、これが他尊心である
と表しています。
他尊心という造語は初めて目にしましたが、
他者に敬意をもって接することの重要性を端的に表している表現だと感じました。
そのうえで、
人生を素晴らしいものにするためには、
これ以上ないほど自尊心を高めなければならないということだが、条件がある。
自尊心と同じ高さまで他尊心を高める必要があると言うことだ。
と自尊心と他尊心を同じレベルにすることの重要性を説いています。
自分を過度に卑下することなく、誇張することなく、
「ありのまま」に受け入れ、他者と対等に接する
という内容は出来るようで出来ないことだと感じましたが、
私自身も日々の生活でこれから意識して過ごしたいと思いました。
どんな人間になりたいのか?
「何になりたいか」ではなく、「どうなりたいか」
このフレーズには非常に考えさせられました。
大切なのは、何になりたいのかではないのだ。
何になろうともかまわんが、どんな人間になりたいのかなのだ。
いやもちろん、何になりたいのかを考えること自体は悪いことではない、
ただ、それを考えたとしても、どんなそれになりたいのかを考えなければ、幸せを手にすることはできないのだよ。
そういう人たちにとっては、昔は職業選択の自由がなかったから、必然的に獲得できた心、精神力の強さが、今では、どんな仕事でもできるという自由があるがゆえに、獲得できないという皮肉な状態になってしまっているんだ
職業に限らず、今は表面上自由を謳っているものが増えているように感じますが、
実は自由なのではなく、逆に不自由になっている面があるとも思いました。
「どうなりたいか」考えている場面が少ないと、改めて感じるようになりました。
言葉
言葉の力はすごい大きいなと感じる場面が私自身増えてきた中、
本書に書かれている「言葉」の内容が刺さりました。
抜粋ですが、
その人に起こるすべての出来事はその人が発したり心の中で描いたりする言葉に起因する
今日1日思ったり使ったりする言葉は成功が約束されたものがきっと使うだろうと思えるような言葉でなければならない
等、安易に言葉を使わないことが大事だなと感じさせてくれる内容が多かったです。
言葉遣いは自分の鏡でもあると思うので、
改めて気を付けながら日々過ごしていきたいと思います。
まとめ
今回は喜多川 泰さんの「賢者の書」を通じ
私なりに学んだことを記事にしてお届けしました。
今の時代、メンタルヘルスやストレスに関する知識は
業務知見以上に仕事を継続するうえで必要だと感じています。
体調がよくないと仕事自体やプライベートも快適に生活できないと考えるためです。
本書は、上段でも述べましたが、
物語調である一方、中身が自己啓発の内容でしたが、
「物語調の方が伝わりやすいものも多いな、、」
と感じるきっかけにもなりました。
関連記事や本書のリンクは一番下に貼りましたので、
ご興味のある方は是非見て頂ければと思います。
以上、参考になれば嬉しいです!
また次回の記事でお会いしましょう!
関連記事:
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【本・読書】『駆逐される人材とDX人材: 〜あなたも明日からDX人材になれる!〜 DX時代の歩き方』
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
本日は読んで活力につながった本の中から
『駆逐される人材とDX人材: 〜あなたも明日からDX人材になれる!〜 DX時代の歩き方』(佐藤洋 著)
を紹介します。
以下、詳しく解説します 。
本書の概要
タイトル他
『駆逐される人材とDX人材: 〜あなたも明日からDX人材になれる!〜 DX時代の歩き方』
発売日 : 2021/5/22
言語 : 日本語
本の長さ : 60ページ
Kindle版のみです
著者
佐藤 洋 著
著者は佐藤 洋さんです。
システム関連の業務を中心にキャリアを築いた方です。
概要
本書は「DX」という最近出てきた概念の説明や
今の時代に求められるスキルや姿勢について
電子書籍かつ60ページほどの長さで
コンパクトに説明する内容になっています。
以下のような構成で、話が進んでいきます。
はじめに
第1章 DX時代のビジネス現場での変化
第2章 現場でわかった求められる能力の勘違い〜駆逐される人材とは?
第3章 あなたはどのDXタイプか?~ケースで考える
第4章 目的思考・意味思考のフレームワーク〜思考強化の方法論
第5章 DX時代にビジネス現場で躍動する「DX人材」とは?
第6章 さあ、今日から始めよう!
おわりに ~ 一緒に夢を叶えましょう
学びポイント
本書はコンパクトである一方、内容は非常に凝縮されていたと感じました。
私個人では
「DXと従前のビジネス改革の違い」と
「意味思考、目的思考の考え方」
が非常に学びの多い内容でしたので、少し触れていきます。
「DXと従前のビジネス改革の違い」
1つ目のビジネス改革とDXの違いについて、筆者のコメントで印象的な表現がございましたので、引用します。
DX時代は業界を超えて分野間横断的な改革が多いため、掛け合わせ論が従来以上に重要になります。
言い方を変えると、従来のビジネスは、業界の中で縦割りの改善・改革でしたが、DX時代は、分野横断的な横串でのビジネス改革になります。
本文で語られている通り、組織としても私自身としても分野横断での発想が必要だと痛感しました。
新しいものが次々と出てきて、既存のビジネスモデルで稼ぐことの出来る時間が減っているなか、
バリューチェーンに限らず、分野間を組み合わせて何ができるか考えることが
今後のビジネス拡大の肝になると感じます。
本書では事業のバリューチェーンに関わるステークホルダーの分野(例: 流通業界における決済の金融分野)が一つの事例として上がっていますが、
バリューチェーンに限らず、
従来の縦割りビジネスから脱却した発想と実践が出来るか
改めて考えさせられる機会になりました。
「意味思考、目的思考の考え方」
2つ目の意味思考、目的思考はニーズを深く理解するという意味で
今まで言語化しにくい部分を的確に表現していると感じました。
このうち意味思考は「〇〇は私にとってどんな意味があるか?」と考えることで
本書でも
「意味思考」は、DX時代に特に必要になる思考です。
ビジネス現場の事象を多くの視座・視野・視点で捉える能力です。
一例ですが、「書籍は私にとってどんな意味があるか?」の意味を付ける活動です。
意味思考は「ビジネス現場での本質を『皆さんに教え・伝える』」という意味が大きく
この思考ができるといろいろなアイディアもでてくることが多いです。
と意味思考の重要性について言及しています。
同様に目的思考は、「どういった目的で〇〇を行うのか?」と考えることで、
本書でも
お客様も我々も問題が不明確な時代です。
つまり「問題を解く力=Howの能力」の前に、「問題用紙を作ること=問題を定義できること」が非常に重要になります。
皆さん、問題は与えられるものとしてずっと生きてきた我々にとってDX時代は今まで教えてもらっていない能力が重要になる時代といえます。
と「問いを作ること」の重要性について述べています。
本書を読みながら
私自身、目的思考の考え方は過去の勉強の中で養ってきた部分があると感じた一方、
意味思考の考え方はまだまだ足りないと、感じました。
皆さんはいかがでしょうか。
今後、意識的に意味思考に近い発想を考えるようにしながら、
徐々に意味思考の世界観を身に付けられればと考えています。
まとめ
今回はビジネス界隈で話題の「DX」という単語に関連した本を通じ
私なりに感じていることを記事にしてお届けしました。
今の時代、変革に対する意識は高まっていると私自身改めて感じました。
本書の内容を1つでも実践できるよう、日々を過ごしていければと思っています。
また余談にはなりますが、Kindleの電子書籍の執筆を手掛ける方も
最近増えてきている印象です。
この辺りも知見を深めていけると幅が広がる気がしたので、
関連する情報を収集して、また発信できればと思います。
以上、参考になれば嬉しいです!
また次回の記事でお会いしましょう!
関連記事
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【本・読書】ショーペンハウアー『読書について』~量より質の意味、本を読むことを考える~
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
最近コロナが急速に広がっていますので、
少し外出の機会を減らそうかなと考えていますが、
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今回は
『読書について (光文社古典新訳文庫)』(ショーペンハウアー, 鈴木 芳子 著)を紹介し、
本を読むことのメリットについて以前の記事とは違う角度で書きました。
本書の概要
タイトル他
『読書について (光文社古典新訳文庫)』
出版社 : 光文社 (2013/5/14)
発売日 : 2013/5/14
文庫 : 194ページ
著者
著者はドイツ人哲学者のショーペンハウアーさん(1788‐1860)です。
Kindle Unlimitedの対象にもなっています。
概要
本書はショーペンハウアーが1851年に書いた『余録と補遺』のうち、読書に関する部分(「自分の頭で考える」、「著述と文体について」、「読書について」)を訳出したものです。
要旨は
手当たり次第に本を読み、他人の頭で考えてばかりいるのではなく、
時代や地域を超えた良書である古典を読み、自分の頭で考える
というものです。
160年以上前に書かれた内容ですが、
インターネット・SNSなどが普及した現代でも色褪せない内容であり、
非常にお勧めの古典です。
学びポイント
先ほどの概要でも触れましたが、
本書のポイントは「量よりも質」という点かと思います。
本の中で象徴的なフレーズを以下引用します。
どんなにたくさんあっても整理されていない蔵書より、
ほどよい冊数で、きちんと整理されている蔵書のほうが、ずっと役に立つ。
同じことが知識についてもいえる。
いかに大量にかき集めても、自分の頭で考えずに鵜吞みにした知識より、
量はずっと少なくとも、じっくり考え抜いた知識のほうが、はるかに価値がある。
なぜなら、ひとつの真実をほかの真実と突き合わせて、
自分が知っていることをあらゆる方面から総合的に判断してはじめて、
知識を完全に自分のものにし、意のままにできるからだ。
このフレーズをはじめ、「読書について」では
読む本の数やボリュームよりも読む本の中身が大事だと述べています。
上記に対する私自身の考えは賛同出来る面と出来ない面があり、
勿論、量より質のほうが大事だと思いますが、
ある程度量を読まないと、質も上がってこないかなと感じています。
そのうえで「質を上げる=じっくり考え抜く」というのはわかりにくいですが、
じっくり考え抜くテーマは多くの場合、
過去も誰かしらが考えていた可能性が高いという意味で
古典を読むことの利点になるのかなと思っています。
今でも読み継がれる古典はそれだけの理由があるということで
人の本質は昔も今も変わらず、
語り継がれる示唆に富んだ過去の知恵が詰まっていると考えるためです。
例えば、今日のトピックである「本を読むこと」は
ショーペンハウアーが160年以上前に書いている内容ですが、
質が大事というメッセージは現代でも色褪せない内容だと思います。
上記のように自分が感じる疑問の中でも、
過去の人が同じように悩んだり疑問に感じたりしているトピックがありますが、
過去同じように考えた人がどういう頭の整理をし、どういう結論に至ったか
本を読むことで知ることができるので
同じ悩みにどう対処するか、非常に参考になると思います。
現代ではネットで知識レベルは調べられますが、
紹介したフレーズのように、深く自分の頭で考えるには、
本を読むことで背景や過去お経緯をしっかり把握し
自分の中で咀嚼することが大事です。
その観点から、私の場合、
①ネットで大枠の知識を把握する
②解決しないものは、古典や似たトピックの本を2~3冊読んで考えをまとめる
ことをするようになりました。
自分の頭で一度整理すると、人に説明するときも説得力が出るので、
是非参考にして頂ければと思っています。
まとめ
今回、『読書について』から本を読むことについて記事にしました。
「歴史から学ぶ」ではないですが、
同じ人間で自分の悩みや疑問は他の人も同じように悩んだり疑問に感じたりしていることが多いです。
上記の観点からも悩みや疑問の解決に繋がるよう、
本(特に古典)を頼ってみるのは良いかと思っていますので、
本書に限らず本を読む際の参考になれば幸いです。
それでは次回の記事でお会いしましょう!
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【本・読書】『地頭が劇的に良くなるスタンフォード式超ノート術』~身近で実践できそうなノートのまとめ方を解説~
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
本日は読んで参考になった本の中から
『地頭が劇的に良くなるスタンフォード式超ノート術』(柏野 尊徳 著)
を紹介します。
「スタンフォード式」とタイトルや表紙に書かれると
惹かれてしまうミーバーな人の一人です笑
本書は「ノートの使い方」という観点で私なりに参考になる情報がございましたので、
本記事で紹介できればと思いました。
それでは、本題に入ります。
本書の概要
タイトル他
『地頭が劇的に良くなるスタンフォード式超ノート術』
出版社 : SBクリエイティブ (2021/3/19)
発売日 : 2021/3/19
言語 : 日本語
本の長さ : 202ページ
著者
柏野 尊徳 著
著者は柏野 尊徳 (かしの・たかのり)さんです。
大学在学中にスタンフォード大学に留学し、現地でデザイン思考を学んでいます。
概要
本書はスタンフォードの学生が授業を通して学ぶ
紙とペンの扱い方についての理論とフレームワークを紹介し、
活用の仕方について解説しています。
広範囲なテーマを単純かつ明快にまとめ上げており、
ビジネスの現場ですぐに生かせそうなノウハウがたくさん紹介されています。
本書の構成は以下の通りです。
はじめに
序章 スタンフォードで教えている最先端のノート術
第1章 右脳から発想があふれだして止まらなくなる「アイデア・ノート」
第2章 左脳で論理的に思考を整理する「ロジカル・ノート」
第3章 相手の右脳と左脳に響かせる「プレゼン・ノート」
第4章 チーム全体の地頭力を高めるボードの使い方
第5章 脳をさらに高速で回転させる方法
学びポイント
本書で私が参考になった学びポイントは以下の内容です。
あれこれ考えるよりもとにかく作業する方が脳の特性に良い
本書を読んで一番スッと納得した内容です。
「これまでに色々と考えて計画を立てようとしたけど、
どうもやる気が出ず仕事が進まなかった」
という経験、
私に限らず思い当たる節のある方、いらっしゃるのではないかと思います。
本書では上記のような現象に対し、
やる気を出そうと想像するのではなく、何でも良いので作業始める
ことを推奨しています。
というのも、何かしら作業をすると脳の構造上合理的なので
何かしら作業に取り掛かると、物事が進みやすくなるようです。
考え事がずっとループしてしまうときや
やる気が出ないときには
とりあえず手を動かすということを意識して
物事に取り組みたいと感じました。
意見を考えと気持ちに分解して理解する
文章を読むときに、
「事実」と「意見」を区別する
と指導いただくことがありますが、
このうち「意見」についても
「考え」と「気持ち」
という2つに分解して、理解するということが大事だと感じました。
言われてみれば当たり前かもしれませんが、
考え=論理的なものであり、根拠があるため、他人が聞いたときにある程度納得感が得られるもの
気持ち=感情的なものであり、根拠のあるなしは関係ないため、人によって賛同できない場合もあるもの
という整理が非常に新鮮で、私の中にわかりやすく映りました。
本書の中でも言及されていますが、
「考えがよくて気持ちがよくない」という話ではなく、
「考え」と「気持ち」という二つから「意見」が構成されていると理解し、
どちらに基づく話なのか自分の頭の中で整理するという行為が
大事になるかなと感じました。
アイデア選択は「有用性」→「実現性」→「革新性」
有用性:役に立ちそうなもの
実現性:ミスなくうまくできそうなもの
革新性:面白そうなもの
としたときに、アイデア選択では
「有用性→実現性→革新性」
の順で選ぶという内容です。
私の場合も、「実現性」を早いタイミングから考えてしまう傾向が強いのですが、
アイデア出しの段階では実現性よりも
「今までと違う視点で良い効果が出る可能性があるものかどうか」
考えないと、
周りにとって良い効果となるアイデアが埋没してしまう結果になるうる
と改めて考えさせられました。
一方で、実現しないアイデアをいつまでも追いかけるわけにはいかないので、
有用性の可能性のあるアイデアについては、
実現可能か早めに見極めることが大事かなと感じています。
この辺りのバランスは難しいなと日々感じるので、
仕事でもプライベートでも実践を積みながら、
自分なりの感覚を養っていければと思いました。
まとめ
ということで、
本日は『地頭が劇的に良くなるスタンフォード式超ノート術』を題材に
ビジネスの現場で生かせそうと感じる内容を私なりに書いてみましたが、
いかがでしたでしょうか。
私個人の感覚では、
何となく感じていたことをうまく言語化した内容がちりばめられていたり、
新しいものの考え方を習得したり
と大変参考になりました。
本記事では3つ紹介しましたが、
本書ではこの他にも実践で使えそうなノウハウをたくさん載せていますので、
興味のある方は下のリンクを見て頂ければと思います。
それでは次回の記事でお会いしましょう!
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【本・読書】『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』(鈴木祐 著)~現代に必要なストレスの知識について考える~
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
本日は読んで活力につながった本の中から
『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』(鈴木祐 著)
を紹介します。
以下、詳しく解説します 。
本書の概要
タイトル他
『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』( 著)
出版社 : 鉄人社 (2018/5/22)
発売日 : 2018/5/22
言語 : 日本語
本の長さ:352ページ
著者
鈴木祐 著
著者は鈴木 祐さんです。
「最高の体調」(クロスメディアパブリッシング)や「パレオダイエットの教科書」(扶桑社)なども執筆されていて、私自身よく読んでいます
概要
本書は日々の生活の中で感じる数々のストレスを解消するための
100の科学的メソッドを紹介しています。
具体的には、ストレスが減らない3つの根本原因として
根本原因1 思考のアンバランス
根本原因2 栄養のアンバランス
根本原因3 受容のアンバランス
の3つを挙げて解説しています。
またストレス対策の具体的な方法として
呼吸法トレーニング
エクササイズ
バイオフィリア
の3つを挙げて話を進めています。
私自身ストレスの原因と解消法を知りたいという期待を込めて、読み始めました。
学びポイント
本書は、科学的な根拠をはっきりと明示しながら、ストレス解消に良いことを紹介しており、
「わかりやすい」と感じました。
気になったことは試したり原文(元となる論文)を読んだりして
自分に合ったものを継続すれば良いかな
くらいに考えています。
以下、私自身気になったことをピックアップします。
思考のアンバランス
第2章で言及されている「思考のアンバランス」。
本書では、「明確な裏付けもなしに物事を決めつけてかかり、そのせいで大きなストレスが発生する現象」と述べられています。
思考のアンバランスは、
・なんでも自分のせいだと考える(個人化)
・なんでも他人や環境のせいだと考える(外部化)
・他人が思っていそうなことを勝手に推測する(読心)
など、100以上あるようですが、特効薬はないようです。
この現象、私も私の身近でも結構発生しているなと感じました。
・自分の失敗のせいで、プロジェクトがうまく行かなかった
・やりたい仕事ができないのは、上司と考え方が合わないからだ
・〇〇さんは私のことを嫌っている
自分なりの根拠を持って発言しているこうした言葉が
偏りを持っていると自覚しているケースは
なかなかないかなと思いました。
この思考のアンバランスを解消する方法として、本書では
日頃からふと頭の中に浮かび上がってくる思考やイメージにアンバランスが起きていないか点検し、精神のメンテナンスをすること
を勧めています。
具体的には
自動的に頭に浮かんだ思考や感情を一定期間紙に書く
ことが良いそうです。
やり方は本書に詳細に書かれていましたので、
いくつか自分にあったものを実践できればと思っています。
バイオファリア
本書では呼吸法、エクササイズと並んで「バイオファリア」がストレス解消に良いと紹介されています。
「バイオファリア」とは何のことでしょうか?
私自身、「バイオファリア」という言葉は本書で初めて知りましたが、
「人間の脳には、大自然との触れ合いを求める欲望が備わっている」
という考え方を意味します。
自然と触れ合う
→副交感神経が活性化する
→ストレスが減る
とのことで
毎日の生活の中に「自然」の要素を取り入れていくと
ストレス低下につながるとの考えです。
具体的には
「日の光を浴びる」
「森林浴を行う」
「仕事場に観葉植物を置いて、どのような変化があるかチェックする」
等、普段何気ない生活の中でもできるものが挙げられていました。
私自身、「バイオファリア」という考え方が初めてて
今まで意識したことはありませんでしたが、
何となく自然に接すると落ち着く感じを持っていたので
今後、意識的に「バイオファリア」を取り入れられればと考えています。
まとめ
今回は「ストレス」に関連した本を通じ
ストレス解消法で私なりに感じたことを記事にしてお届けしました。
今の時代、メンタルヘルスやストレスに関する知識は
業務知見以上に仕事を継続するうえで必要だと感じています。
体調がよくないと仕事自体やプライベートも快適に生活できないと考えるためです。
本書では、上記以外でも「栄養」とストレスの関係性にも触れていて、
「食べ物とストレスも結構関係あるんだな」
と参考になりました。
記事の一番下にリンクを貼りますので、
ご興味のある方は是非見て頂ければと思います。
今回のようにメンタルヘルスやストレスを考える上で参考になるトピックは
書籍や論文等を通じて、また発信できればと考えています。
以上、参考になれば嬉しいです!
また次回の記事でお会いしましょう!
【本・読書に関する参考記事】
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【本・読書】『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』~デザイン思考について考える~
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
最近知りましたが、私のブログ読者の中で本のレビュー記事に対する反応が良く、
大変励みになりましたので、本日は本に関連した記事にしました。
本日は『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』という本を通して、
デザイン思考について考えたことを記事にしてお届けします。
本書の概要
タイトル他
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2020/9/25)
発売日 : 2020/9/25
単行本(ソフトカバー) : 254ページ
著者
越川 慎司 著
本書以外にもシリーズで、『AI分析でわかった トップ5%社員の時間術』や『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』という本を執筆しています。
概要
本書では、トップ5%社員は特別な能力や才能に長けているというよりも
「仕事が早く終わるツボ」を心得ている人と定義しています。
そのため、本書で紹介する仕事術は、誰でもできるものであり、
・常に時間に追われているのに仕事が終わらず、努力だけでは限界を感じている人
・働き方改革やテレワーク導入を機に働き方を見直したいと思っている人
に必読の1冊です。
第1章 良かれと思ってやってしまう「95%社員」の行動
第2章 トップ「5%社員」のシンプルな思考と行動
第3章 トップ「5%社員」の強いチームをつくる発言
第4章 トップ「5%社員」のすぐやる習慣
第5章 今日からできるトップ「5%社員」のルーティン
という内容で具体的に述べています。
学びポイント
私は第2章で言及されている「デザイン思考」の考え方について
考える機会になりました。
「デザイン思考」について本書では以下のように言及されています。
「「デザイン思考」とはユーザーの痛みや悩みを理解し、その発生原因を定義して仮説を立て(プロトタイピング)、それを外部のヒアリングを元に解決策を改良していく問題解決の「型」です。
「どうやって」解決するかの前に、「なぜ」その問題が発生したのかを追求するのです。
「デザイン思考」では、ビジネス専門家、エンジニア、デザイナーが三位一体となって進めているプロジェクトの「型」です。なかでもメンバー間のコミュニケーションを重視します。」
文字にすると壮大な印象を受けますが、意外と身近なことでもあるかと感じました。
一つ具体例で考えますと、例えば、
○ユーザーの痛み・悩み:紙でハンコを押す書類があるため、会社に出社しなければならない
○原因:社内のルールで紙で回覧する書類が決められている
○改善への仮説:在宅環境でも使えるシステムやインフラを用意する
とします。
このとき、社内ルールで決まっている理由は
・法律レベルで決まっている話を順守するというものか
・社内のガバナンスのために社内で決めた話なのか
といった感じで掘り下げていき、問題発生源を徹底的に特定します。
そのうえで
・解決となるシステムはどういうスペックがいるのか
・どういった入力画面だと使いやすいか
といった改善策を議論し、決めた対応策を一つずつ進めていきます。
問題発生源の特定にエンジニアやデザイナーが入ることで、
「社内ルールで決まっている話ではなくて法律で決まっている話なのか」と理解したり
「他の会社でも同じような悩みがあるんじゃないか」といった考えが浮かび、
システムで解決しようとした場合にはシステム構築前と構築後の認識ギャップが小さくなります。
また解決策の議論にユーザーが入ることで、
「この機能は追加したい」「このデザインは変えたほうがよい」といった声を早く聞き早く修正することができるので、
手戻りになるコストが下がります。
その結果、解決までの時間を短くできるとともに、品質の高い製品をデリバリーできるということができるようになります(その過程ではどこかで折り合いをつける必要も出てきますが)。
仕事を進めるうえで自分の専門領域に対応できることは勿論大事かつ重要なことだと思いますが、
他の専門家と違いを出すためには、専門領域に関連する周辺業務にも慣れていると業務に幅が出てよりよい成果につながる面もあると思いますので、
頭の片隅にそうした思考を取り入れながら、前に仕事を進められると良いのかなと感じました。
まとめ
本日は
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』という本を通して、
デザイン思考について考えたことをテーマに記事にしましたが、いかがでしたでしょうか。
私自身、「デザイン思考」という言葉にやや距離を感じていましたが、
よくよく考えてみると身近なことでも起きている話なのかなと感じました。
日頃の生活でも生かしていければと思っています。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは次回の記事でお会いしましょう!
【本・読書に関する参考記事】
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【本・読書】『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』(中桐啓貴 著)』~資産運用の考え方を考察~
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
最近寒暖差が激しいので、体調管理に気をつけたい日々この頃です。
本日は『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』(中桐啓貴 著)』という本を通して、資産運用の考え方に関する記事をお届けします。
コロナ禍になってから「お金を増やす」という観点で投資や資産運用の勉強を本格的に始めた方もいらっしゃると思います。
また最近では円安や株安、物価高など「お金」を防衛するという観点でも気になるニュースが後を絶ちません。
資産運用するにあたって大事なポイントとか何でしょうか?
一番は「資産運用をするうえでの考え方(哲学)」だと考えます。
資産運用の世界では、わからない先のことを予測しながら都度判断することが求められます。
その際、「どういうリターンを想定して投資した金融商品か?」 「どういう目的で金融商品を買うか?売るか?」 といった自分なりの目的なり考え方がないと、商品の選定やタイミングといった投資判断ができなくなるからです。
そこでこの記事では、金融系の業務に携わった経験も踏まえ資産運用をするうえで大事な考え方について解説していきます。
投資初心者や投資をし始めた方など、資産運用に関心のある方にとって参考になれば幸いです。 それでは本題に入ります。
本書の概要
タイトル他
『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』
出版社 : クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2019/2/22)
発売日 : 2019/2/22
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 240ページ
著者
中桐 啓貴 著
著者は中桐 啓貴(なかぎり ひろき)さんです。
富裕層向け資産運用コンサルティングを専門とする方です。
概要
タイトルの通り、投資の重要性や続けるために必要なことが
マインド編とノウハウ編に分かれて、述べられています。
【本書の構成】(抜粋)
Part1 一番シンプルでいちばん儲かる方法を知る(マインド編)
Part2 一番シンプルで一番儲かる方法を実践する(ノウハウ編)
資産運用を始めるにあたり、
知識が必要なのでは?
と考える方が多く、実際に投資を実行しない方もいますが、
筆者は知識以上にマインドセットが大事と語っています。
(私も上記主張には同意する部分が多かったので、後ほど詳細に述べます)
実際に知識が少なくても投資が始められるように
という意味で2つ目に「ノウハウ編」で
どういった商品が良いか?や使える制度はどういったものか?等
書いています。
リンクを貼りますので、興味のある方は是非手に取って頂ければと思います。
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学びポイント
冒頭で触れましたが、私は本書のマインド編に書いている「投資を行う際の考え方」という点が非常に参考になりました。
印象的なフレーズを一部紹介します。
「冷静で合理的に行動できる人というのは、
物事を楽観的にも悲観的にも捉えないで、起きている現実をそのまま受け入れることができる人です。
つまり、目の前で起きている現実が悲惨なことでも、都合の悪いことでも、目をそらしたり、自分の都合よく解釈したりせずに、ありのままに認識することです」
今のような相場では、重要な考え方ではないかと私自身感じていますので、より具体的に書いていきます。
2021年は相場環境の良い年でした。
日経平均では、年平均で約5%
年末終値としては1989年(3万8915円)以来、32年ぶりの高値水準となりましたし、
アメリカのS&P500種株価指数やナスダック100指数では、年間27%上昇と大幅な増加となりました。
また商品価格やビットコイン・イーサリアムといった仮想通貨も記録的な上昇幅となりました。
関連記事:日経平均、年間で5%上昇 年末終値32年ぶり高値: 日本経済新聞
【米国市況】S&P500種が年間で27%高-国債はマイナスリターン - Bloomberg
文字通り「右肩上がり」の1年でしたので 「下落したときにどうするか?」というマインドが持ちにくかったかと思います。
一方、2022年はいかがでしょうか。
まだ半年ほどしか経っておりませんが、年初来ものによっては▲20%以上と
大幅に下がっている相場環境です(2022年6月時点)。
今のタイミングでは、 下がっているという事実を受け止めるよりも、リターンが減ってしまうという目で見てしまい
冷静に判断できず慌てて売ったり、どんどん買ってしまったりといった 通常だと行わないであろう行為をしてしまいがちです。
私の周りでも結果として自分の考えていたタイミングではないときに
当初想定したリターン(利回り)を得ることができず売ってしまい(=損切りといいます)、 結果的に損をしてしまっていました。
ただここで一つ重要なデータとして過去の統計値から導き出される数字として
株式の年平均リターンが5~7%程度の期待値であるというデータ(事実)があります。*1
未来の相場は誰にも予測できませんが、一つ言えることとして
過去のデータと今の相場状況を併せて考えると、
自分なりに「下がり過ぎている」とか「上がり過ぎている」とか考えることに繋がり、
今起きていることが「冷静にありのままに認識できる」一助になるのではと感じます。
ここで大事になることが資産運用をする上での考え方で 下がった局面でも上がった局面と同じように冷静に物事を受け止める・認識する ということです。
悪いときほど現実を受け止めないと行動に進めないためです。
「言うは易く行うは難し」という内容かと思いますが、
下がっているときは下がっているという事実を認識して行動できるか否か
は資産運用を行う上での大きなポイントになると思っています。
まとめ~悪いときこそありのままに物事を受け入れよう~
今回は投資運用の考え方が大事という点から
「冷静に物事を受け止めることの大事さ」を取り上げて
記事をお届けしました。
事実を事実として受け止めるのは難しいとは思いますが、
だからこそ事実の振り返りができる方はいろんな場面で重宝されると感じています。
また投資に限った話でもないと感じます。
今のような相場が下がった局面や想定外なことが起きたときなどに
生かせる内容かと思いますので、是非参考にしていただければ嬉しいです。
それでは次回の記事でお会いしましょう!
※尚、本記事に掲載されている情報は、現在入手可能な情報に基づき記載したものであり、リスクや不確実性を含んでいます。従ってこれらの業績の見通しに過度の信用を置かれないよう、お願いいたします。また本記事は投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関するご決定は利用者ご自身のご判断において行われるようお願いいたします。
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*1:出典:初心者が「株式投資の運用利回り」をなかなか理解できないワケ | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン
株式投資の平均利回りは年間で5%前後と言われ、中長期間の運用であれば平均に近い4%~7%前後が目安になります。