【本・読書】『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』~デザイン思考について考える~
こんにちは!きくのすけ(Kikunosuke)です!
最近知りましたが、私のブログ読者の中で本のレビュー記事に対する反応が良く、
大変励みになりましたので、本日は本に関連した記事にしました。
本日は『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』という本を通して、
デザイン思考について考えたことを記事にしてお届けします。
本書の概要
タイトル他
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2020/9/25)
発売日 : 2020/9/25
単行本(ソフトカバー) : 254ページ
著者
越川 慎司 著
本書以外にもシリーズで、『AI分析でわかった トップ5%社員の時間術』や『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』という本を執筆しています。
概要
本書では、トップ5%社員は特別な能力や才能に長けているというよりも
「仕事が早く終わるツボ」を心得ている人と定義しています。
そのため、本書で紹介する仕事術は、誰でもできるものであり、
・常に時間に追われているのに仕事が終わらず、努力だけでは限界を感じている人
・働き方改革やテレワーク導入を機に働き方を見直したいと思っている人
に必読の1冊です。
第1章 良かれと思ってやってしまう「95%社員」の行動
第2章 トップ「5%社員」のシンプルな思考と行動
第3章 トップ「5%社員」の強いチームをつくる発言
第4章 トップ「5%社員」のすぐやる習慣
第5章 今日からできるトップ「5%社員」のルーティン
という内容で具体的に述べています。
学びポイント
私は第2章で言及されている「デザイン思考」の考え方について
考える機会になりました。
「デザイン思考」について本書では以下のように言及されています。
「「デザイン思考」とはユーザーの痛みや悩みを理解し、その発生原因を定義して仮説を立て(プロトタイピング)、それを外部のヒアリングを元に解決策を改良していく問題解決の「型」です。
「どうやって」解決するかの前に、「なぜ」その問題が発生したのかを追求するのです。
「デザイン思考」では、ビジネス専門家、エンジニア、デザイナーが三位一体となって進めているプロジェクトの「型」です。なかでもメンバー間のコミュニケーションを重視します。」
文字にすると壮大な印象を受けますが、意外と身近なことでもあるかと感じました。
一つ具体例で考えますと、例えば、
○ユーザーの痛み・悩み:紙でハンコを押す書類があるため、会社に出社しなければならない
○原因:社内のルールで紙で回覧する書類が決められている
○改善への仮説:在宅環境でも使えるシステムやインフラを用意する
とします。
このとき、社内ルールで決まっている理由は
・法律レベルで決まっている話を順守するというものか
・社内のガバナンスのために社内で決めた話なのか
といった感じで掘り下げていき、問題発生源を徹底的に特定します。
そのうえで
・解決となるシステムはどういうスペックがいるのか
・どういった入力画面だと使いやすいか
といった改善策を議論し、決めた対応策を一つずつ進めていきます。
問題発生源の特定にエンジニアやデザイナーが入ることで、
「社内ルールで決まっている話ではなくて法律で決まっている話なのか」と理解したり
「他の会社でも同じような悩みがあるんじゃないか」といった考えが浮かび、
システムで解決しようとした場合にはシステム構築前と構築後の認識ギャップが小さくなります。
また解決策の議論にユーザーが入ることで、
「この機能は追加したい」「このデザインは変えたほうがよい」といった声を早く聞き早く修正することができるので、
手戻りになるコストが下がります。
その結果、解決までの時間を短くできるとともに、品質の高い製品をデリバリーできるということができるようになります(その過程ではどこかで折り合いをつける必要も出てきますが)。
仕事を進めるうえで自分の専門領域に対応できることは勿論大事かつ重要なことだと思いますが、
他の専門家と違いを出すためには、専門領域に関連する周辺業務にも慣れていると業務に幅が出てよりよい成果につながる面もあると思いますので、
頭の片隅にそうした思考を取り入れながら、前に仕事を進められると良いのかなと感じました。
まとめ
本日は
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』という本を通して、
デザイン思考について考えたことをテーマに記事にしましたが、いかがでしたでしょうか。
私自身、「デザイン思考」という言葉にやや距離を感じていましたが、
よくよく考えてみると身近なことでも起きている話なのかなと感じました。
日頃の生活でも生かしていければと思っています。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは次回の記事でお会いしましょう!
【本・読書に関する参考記事】
![]() |
新品価格 |
![]() |
価格:1,650円 |